今回は費用に着目し、費用を抑えた施設選びについてお話ししましょう。
高齢の親のために老人ホームを見つける必要がある場合は、コストは重要な要素です。そのため様々な施設・サービスの費用を知る必要があります。
昨今、ほとんどの場所で生活費が増加しているので、安全で良いサービスを持っている安価な老人ホームを見つけるのは難しいかもしれません。
しかし、どこを見ればよいかを知っていれば、介護施設の費用を節約する方法はたくさんあります。
ここでは、安い老人ホームを探し、毎月の費用をできるだけ抑えるためのコツを紹介します。
老人ホームに入居する前に、選択肢を検討しましょう。
老人ホームに入居する前に、他の選択肢がすべて出尽くしたかどうかを確認しましょう。
ホームヘルパーを雇ったり、訪問介護サービスを利用すれば、自宅にいることができるかもしれません。
また、日中はデイサービス（通所介護）を利用するという選択肢もあります。
もちろん、貴方をはじめとした家族と同居したり、シェアハウスのように友人と共に生活することも考えられます。
まず、老人ホーム入居を考える前に、他のすべての選択肢を検討することが重要です。
特別養護老人ホームを探す。
特別養護老人ホームは公的施設のため、他の老人ホームより費用が安くなります。
ただし、入居には大きな制限があります。
原則として要介護３以上の高齢者が対象ですし、安いだけに希望者も多く定員が埋まっていて、入所待機している人が大勢いるケースも珍しくありません。
それでも、最初にチェックすべき施設と言えるでしょう。
必要な設備やサービスを確認する。
今回は費用についてのお話ですし、そうでない場合でもコストは重点ポイントですが、そもそも「入って生活できる施設」でなければ、いくら安くても選択肢になり得ません。
持病や治療中の病気などのために酸素吸入などの医療機器に頼っている場合、それらのサービスが受けられる老人ホームを探す必要があります。
問い合わせで聞く事も出来ますし、施設の中には、見学や体験入所できるところもあるので、そういった際に、どのような機器があり、何が提供できるかを尋ねることもできます。
また、その施設が提供するケアの標準や、部屋の掃除や追加の医療ケアを提供する頻度についても尋ねることができます。
もちろん、見学などは行うのも大変ですので、何度も行うのは難しいこともあると思います。不慣れであればチェックすべきポイントを見逃すこともあるでしょう。
そういった場合、弊社のような施設を紹介している業者を利用するのも良いでしょう。
初期コストは増えるかもしれませんが、毎月の費用を適切に抑える事で、最終的にはご満足いただけると思います。
初期費用に注意する。
さまざまな老人ホームを検討する際には、前払いしなければならない料金について理解しておくようにしましょう。
多くの施設では、月額費用とは別に、入所させるための費用として「入居一時金」を請求されます。
特別養護老人ホームのように入居一時金がかからない施設もありますし、他にもかからない施設もありますが、通常はかかるものと思っておいた方が良いでしょう。
その金額は施設の種類によっても違いますし、同種の施設でも金額には大きな幅があります。
借家で言う敷金礼金レベルの数十万円程度から、サラリーマンの年収に匹敵するような高額なケースもあるため、注意が必要です。
多少月額費用が安くても、何百万円も最初にかかっては、入居年数次第ですが結局高くつく可能性があります。
まとめ
安い老人ホームを見つけるのは難しい事ですが、可能な事です。
自分の選択肢を理解し、多くの種類がある施設の中から適切な施設を探す事で、安い老人ホームを見つけることができます。
入居一時金も入居月数で割れば、月額費用の一部と言えます。
どれだけの期間入所するかは判らないため、細かく厳密に考える事は必要ありませんが、極端に高額な施設は避けると良いでしょう。
多くの方にとっては初めての事ですし、種類も多く複雑なため安い老人ホームを探すのは大変ですが、老人ホーム選びの専門家である弊社がお役に立てると思いますので、ぜひお気軽にご相談ください。
